心理学

勉強仕事がはかどる、成長する思考。努力も継続でき結果に結びつく

結果を出してる人を見て
あの人は優秀だから出来たんだろう自分には才能がないからできないんだ」などと思った事はないでしょうか?
実は考え方によって成長したり成長が止まったりするというのが分かっています。今日はその考え方について、いつものようにDaiGoさんの放送の放送を元に書いてみようと思います

 

考え方で脳が変化する
短期間でも変化する

成長マインドセットに年齢は関係ない
人生がイージーモードに

結果に結びついた努力を探す

 

努力して天才と戦って勝てるかという話は昔からあるようなんですが、結果的には無理とのことwよく努力は天才に勝るとかいうんですが基本的には無理のようですが方法が1つだけあるみたいです

どうすれば自分の能力を伸ばしていって長期的にみたら天才に匹敵するような事ができるのか調べた研究があって、それが以前も少し紹介したキャロル・ドゥエック教授のマインドセットです

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目次

マインドセットとは


マインドセットとは信念とか考え方で簡単にいうと思い込みのようなものです
考え方が2つあって硬直マインドセットと成長マインドセットと呼ばれるもので、

硬直マインドセットは人間の才能とかは元々決まっていて後から変える事はできないという考え方で
一方、成長マインドセットは人間は努力や意思で人生を変えていけるという考え方です

成長マインドセットという考え方に自分を変えていけば、天才にはならないとしてもそれに匹敵するような力が発揮できるようになり、色々伸ばしていく事ができるというのが証明されています

努力の天才が持っているものが成長マインドセットです。努力をして何かをすれば自分は変わっていき世の中もいい方向に変わっていく。頑張れば頑張っただけうまくいき、それが本当に信じられるんだったら、じゃあ頑張ろうとなっていくような感じです

やればできると信じなさいと言われるたびに「嘘だ、そんなわけがない」と思った方もいるでしょうが、このマインドセットの考え方を身につけると脳が人間は後からでも変えられると認識し、それによって成績も上がり生き方や人生も大きく変わるようになっていくとの研究もあります

マインドセットの考え方は重要で人間はどんどん変わっていくしなやかな脳を持っていてトレーニングなどをすることによって実際変化していきます

 

以前の脳の考え方


聞いた事があるかもしれませんが、昔言われてたのは人間の脳は生まれた時が脳細胞が一番多くそこからどんどん脳細胞が減っていくという話がありましたが、これは嘘で使えば使うほど特定の領域が増えたりする事が分かっています

ロンドンのタクシーの運転手を調べた実験によるとタクシー暦が長い(年齢も高くなる)ほど空間認識を司ってる脳の部位が大きく成長していたとのこと。脳は変わっていくニューロプラスティシティという考え方だそうです

人間の脳はまだまだ可能性を秘めているわけで40代だから50代だからと諦める必要はないという事です。運動能力は落ちたとしても脳は学べばいくつでも成長を続けます。基本的に知的な作業に年齢は関係ないと言えます

考え方次第でいくらでも成長ができ、人生も自分で選ぶことができるという感覚を身につける事が大事になってきます。お子さんがいる方などは特にやって欲しくて子供の育て方で親が子供にしてあげられる事は好奇心を養ってあげることと成長マインドセットを養ってあげることです

親があれこれ注意したところで基本的に変わらないようで、親の声のかけ方などで子供の人生とか性格がどのくらい変わったかを調べた研究では6%程度の差しかなかったとの事。そういう意味でいうと環境を整えたり、成長マインドセットを作ってあげるほうがはるかに大事だという事です

学習


勉強の効率を上げるには、成長マインドセットをもつのが重要だという事が様々な研究によって証明されています。マインドセットは自分でトレーニングするのは難しいという風に言われてたんですが、実は最近の研究で50分程度の動画を見せるだけでマインドセットが変わったというのが分かっています

14歳~15歳の学生を14500人以上集めて全体を2つのグループに分けて、
片方にはマインドセットを解説する25分の同じ内容の動画を2回見せる
もう一方には脳の構造を解説した25分の動画を2回見せる

動画は1回目を見てもらったあと20日くらい間をあけて2回目を見てもらったようです
これでどういう違いが出たのかを調べた結果、マインドセットのグループだけ平均で0,03ポイント成績が向上、更に「自分は変わるんだ」のように意図的に頑張った生徒は0,08ポイント成績が良くなった

マインドセットを見たグループは落第点をとる確率が3%低くなったようです。これだけ聞くとあまり変わってないように思えますが実は結構な差でなぜかというと、たった50分程度の介入でしかも実験期間がわずか20日程度だったわけです

 

飽きっぽい

飽きっぽい人が成長マインドセットを持つのは重要で何故かというと飽きるというのは進むしかなく、工夫して次にいかなくてはいけません。面倒くさがりの人もいかに手順を減らして同じ成果を保つかを考え成長マインドセットに繋げればいいようです

DaiGoさんも面倒くさがりでLINEを一生返さなくていい方法はないかなど考えてるらしいですw しなくていい事をたくさん増やそうと思ってるタイプのようですね

 

何歳からでも


色んな事にたくさんチャレンジして失敗してもへこたれず成長してその結果、新しいことを掴む。新しい事を掴んでも慢心せずにもっと上へという考えで、企業家みたいに成長しながら新しい事を始めていくような人間になりたいのであれば、成長マインドセットは何歳からでも遅くないです

コメントで46歳でも遅くないですか?ってありましたがはっきり46歳でも別に遅くないですよとの返答でした。ただ頑張らないといけないとも言ってましたね。挑戦回数が多いほうがいいのでできれば早めに身につける方がお勧めのようです

 

人生がイージー

成長マインドセットを持っている人たちは人生がイージーモードになるとキャロル・ドゥエック教授の研究で出ています。チャレンジするのって大変とか苦しいとか思うのは成長マインドセットがないからのようです。成長マインドセットがあると勝手に努力ができ

人からみると「凄い努力してる。そんなに頑張って辛くないですか。しんどくないですか」ように心配される人もいますが楽しいからやっちゃうんだよね~wみたい返答をする人は成長マインドセットを持ってるからのようです

自分の努力によってそれ以上の大きな変化が起こり、その変化が楽しくて仕方がなく、更に努力しよう!となっているみたいです。逆にしんどいと思ってる人は硬直マインドセットになっていて人生は変えれないと考えていて

変えられない能力なのに自分の能力より上の事をやらなくてはならないと
「うわ~しんどい」となってしまいます。成長マインドセットだと
「これを超えれば自分はきっと成長していけてもっと大きな事ができる」という感じで常に上を考えていける思考になるようです

 

不安


根底にあるのは不安で硬直マインドセットになる人たちは「自分には才能がない、自分は大した人間ではない、自分には何もない」と思い込みます。こうすると不安になり能力が下がってしまうようです

成長マインドセットを持っている人は自分の能力とか才能は人の助けを借りたり本とかで学んだりで固定化されたものや運ではなく細かいテクニックとかで大きく成果を伸ばせると信じているようです

そしてチャレンジに失敗してもダメだと思わないで、失敗するのは普通でうまくいかなかったのは何が原因だったんだろう?次のアイデアはどうだろう?早く試してみたい!といった思考になるようです。試すことに楽しみを見出すようになって試す回数が増え、その結果成功を掴みやすくなり人生がイージーモードに繋がるということです

やり方

自分が持っている才能を見つけるというより努力に目を向ける。成果より何を試したのか、試し続けているのかとかを意識して努力した先に才能があるかもしれない、無くてもいいやというような考え方です。才能を探すのではなく、楽に努力できる方法を探すことです

子供の場合でも能力褒めると慢心して怠けるようになるのと失敗を恐れるようになり硬直マインドセットに向かってしまいます
失敗は怖い、失敗は嫌だ、重く感じるなどといった人は硬直マインドセットになってる可能性があるので自分の努力に対して目を向ける必要があります

能力と関係のない所が重要

知能を褒められた子供は結果に拘るようになってカンニングしやすくなったり、頑張る過程で工夫するという事をしなくなるとの事。子供に限らず能力を褒めるとモチベーションが下がるようですね。粘り強さがなくなってしまうので勉強の量が減って「どうせやってもダメなんだ」と感じやすくなるようです

才能を褒められたのに失敗をしてしまうと「自分は才能が無かった」と思い込んでやめてしまうってことです
褒めるなら才能ではなく「努力、戦略、選択」を褒めること
失敗した場合も「努力、戦略、選択」を振り返るといいようです

何が原因か

ただ結果を無視しすぎるのはいい事ではなく、努力したんだからOKという意味ではありません。結果と結びついた努力を探すのが重要で、いい結果が出た場合はどの努力がうまくいったのかどの戦略がうまくいったのかどの選択がうまくいったのかを考えること

失敗した時も同じで大事なのは結果と結びついているものは何かを考えることです。たとえ失敗したとしてもそこから学べるものは多いので、それを次に繋げるのが大事です

努力時間

1日10時間やったから東大に受かりましたとか昔流行った10000時間の法則というのがありますが練習するだけで天才になれるかというと、かなり怪しいというのが分かっています

練習がどのくらい重要なのか調べた研究でゲームの場合26%、音楽の場合21%、勉強の場合4%、専門職の場合1%しか練習の重要さはないという事でした。それよりもどう続けるのか、どこの部分を選択し集中して努力するのかが重要とのこと

ただし努力を褒めすぎるのも問題らしいので難しいところです。注意しないといけないのは結果に繋がる努力を褒めるという事。ノートを綺麗に清書するとか意味のない努力は褒めてはいけないってことですね

ちなみに字か汚いほうが記憶に定着するという研究があって読みづらい所を推測して読むほうが脳にはいいんですね。DaiGoさんもは間違った時に文字を消さずそのまま残しておくというのも言っていた気がします。脳にとっては記憶を呼び出す鍵となるものが増えるんでいいのかなと思ってます

楽をするために

人は楽をする為に進化してきたんですが探究心があって好奇心があります。本質を見極め、単純化し科学を発展させ進化してきたので私たちは楽をするべきです。楽をするという四級事が向上心に繋がるということですね

進んでいる感覚

嘘でもいいから進んでいるという指標をもつとモチベーションが上がるという研究があるようです。先行きが見えないものとかでも、その中で無理やり指標を見つける。それは嘘でも構わないようです

今月はどんな工夫をしたか、というような工夫の数をかぞえるといいみたいです。結果が良くなろうが悪くなろうが工夫の数は増えるのでそれを成長と捉え、試行回数を増やす事によって結果に繋がるという感じみたいで数値化するのがいいようです

脳を成長モードに入れる

常に成長マインドセットでいる人は少なくて硬直マインドセットと使い分けをしているとのこと。得意なものと苦手なもので考え方が分かれてしまうんですね。できればそれを無くし常に成長マインドセットになるようにしていくこと

成果を出して楽をすることを考える。今何をやれば将来プラスになるかを考えながらやると成長するしかないので短時間でいい戦略をとり、いい選択をして伸びていく感じです。将来的にどうやれば楽が出来るかを思い描くことが成長マインドセットになる為には重要なようです

以上、マインドセットの話でした。考え方で人の成長も変わるようなので取り入れてみるのがいいかもしれませんね

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