心理学

【効率よく仕事をする】あたらしい事を始めて結果を出す【学習転移】




何か始めるならできるだけ早く上達したいと思いますよね。中にはやたら物事を身につけるのが早い人もいると思います。何か違いがあるのでしょうか。どうやれば効率よく上達するのかをいつものようにDaiGoさんの放送を元に書いてみたいと思います

学習転移は近いものだけ
上達速度を上げるにはワーキングメモリを鍛える
壁を超えるのもワーキングメモリ
ちょっとずつの変化が大事
自分について振り返ると能力が落ちる




目次

学習転移

物事を効率的に身につけるために必要なものがあるのでしょうか。昔から特定のジャンルを身につけた人は他のものも早く覚えることが出来ると言われていたそうです。例えば英語が出来るようになった人はイタリア語とかフランス語とかヨーロッパ圏の語学学習も早いようですね


日本人が本気で英語を勉強しようとすると英語漬けの環境でも2000時間以上かかってしまうんですが1回英語を身につけてる人や英語圏の人がヨーロッパ圏の言葉を身につけようとすると800時間程度で身についてしまうとか

同じようにピアノを習ってる人が他の楽器をする場合も学習スピードが早くなるみたいですね。近い事を勉強していると習得が容易になるような事を学習転移というそうです。軟式テニスと硬式テニスの場合はラケットやボールは違うんですが、かなり似てるのが分かるのでこれは楽に習得するのが理解できます

ではどこまで学習転移って起こるのでしょうか。囲碁とか将棋をやっている人は記憶力が高く数学が得意だとか、子供の頃にそろばんをやっておくと頭がよくなって数学が得意で論理的に考える思考能力が高いんじゃないかとか、こちらは軟式硬式のテニスよりは少し離れた転移なので本当に起こるのでしょうか?

あらゆるものに対して転移が起こるようなものが見つかれば何を小さい頃からやっておくべきかがハッキリするので常に研究されているようです。残念ながら今の段階では遠い転移はほぼ起こらないという結論だそうです

 

将棋などプロの人は対局が終わったあと最初の1手から最後まで再現できるんですがランダムに駒を配置したら覚えられないんですよね。特別記憶力が高いというわけではなく型やストーリーとして記憶しているとのこと

チェスが上手いと論理能力が高いのか?音楽を学ぶと認知機能が上がるのか?筋トレでワーキングメモリ(短期記憶)が上がるのか?なども調べたようです。昔からチェスや楽器ができる子供はIQテストの成績も良いとされてきましたが、チェスが上手い人はチェスだけで合理的な判断能力が増すような事は無いようです




倍速で上達させる方法

なんだ遠い転移は起こらないんだったら意味ないじゃん。と思われそうですが1つだけ効果があるようでワーキングメモリを鍛えるものに関しては効果が期待できるとの事

新しい事を身につけようとすると、たくさんの情報を処理しないといけなくて処理能力を上げる必要があります。ワーキングメモリというのは短期記憶能力みたいなもので、そこに覚えておかなければいけない事や自分が意識してやらないといけないものを一旦置いておく事ができます。一旦置いた状態で理解するというのが大事なようです

簡単にいうとワーキングメモリは机の広さみたいなもののようです。それってテーブルでもいいんじゃね?と思ってしまって「2位じゃダメなんでしょうか?」という険しい表情の蓮舫さんのシーンを思い浮かべながら気になったので調べてみました。蓮舫で探してたらスーパージョッキーとか懐かしいのが出てきました。若い人でも熱湯風呂は知ってるんですかねw


デスクとテーブルで何が違うのかというと、大きくは引き出しがあるかどうかと複数で使うかどうかの差ぽいです。ただ引き出しつきのテーブルも存在するらしく、複数で使う連結デスクもあるのであくまで一般的に引き出しがついているものが机ついていないものがテーブル。サイズや仕様など明確な区別はないっていうのが答えのようです!世の中、曖昧なものが多いんですよねスッキリ

机の広さで思い出したのがソフトバンクの孫さんの話で大学に入って勉強を始める前にどでかい部屋の天井にまで届くような取っ手のついてないドアを買いにいって特大机にして、教科書、辞書、参考書などを全て置いて食事をする時も風呂もトイレの時も勉強したとの事wそんなぶっ飛んだ孫さんの本があるので興味がある方は見てみてください

ワーキングメモリの話に戻ります。慣れてるものとか簡単な作業の場合は狭い机でもできるんですが新しい事などどこから調べていいか分からないようなものは広い机のほうがやりやすい。これがワーキングメモリで作業用のワーキングメモリを効率よく広げる方法があるようです

DNB-15分IQアップ脳トレゲームという無料アプリでDaiGoさんと弟さんの二人で製作したものです。DNBアプリでぐぐったら弟の「松丸亮吾さん」のお二人で開発とか出てきて、にわかかwと思いながらみてました。製作はkeigo matsumaruと書かれてるように彗吾さんのほうですね

DNBはデュアルエヌバッグの略。ちなみに運転席と助手席の両方にエアバッグが装備されている場合の事をデュアルエアバッグというそうですw

碁盤の目があって1~9までランダムで表示されてすぐ消えたあと記憶したものを1~9までタップしていくというようなのがワーキングメモリを鍛えられるというのが分かっています。その中でも科学的に根拠があるものをアプリにしているということです

ワーキングメモリを鍛える方法

裸足

その他でワーキングメモリを鍛える方法もあるので紹介します。一応DNBが一番効果が高いようです。ベアフットランというのがあってワーキングメモリを上げたいなら裸足で歩くのがいいらしいです。調べたら日本ベアフットランニング協会みたいなのもあるようですw

小学校低学年の頃なぜか上履きが嫌いで裸足で過してました。最初は角ばった砂利とかあると当たり前ですが痛かったんですが人間よくできているもので、それがだんだん足の皮が厚くなっていって痛くなくなるんですよね。足の裏がめちゃ硬かったのを覚えてます

いくらワーキングメモリが鍛えれるといっても、いきなり裸足というのも難しいと思います。裸足に近い質感で歩けるものがあってビブラムファイブフィンガーズという変わった靴があります。DaiGoさんもここの靴で毎日散歩してるみたいですね

木登り

運動系でいうとワーキングメモリを上げるのにかなりいいとされてるのが木登りだそうです。壁に突起があって登っていく競技のボルタリングみたいに頭を使うのがいいようです。ちなみにボルタリングはロッククライミングの一種のようですね。器具を使ったり安全確保用のロープを使うか使わないかとかでも呼び方が変わるみたいです

早歩き

早歩きの散歩も効果があるようです。脳由来神経栄養因子(BDNF)が分泌されてワーキングメモリが向上したようです。脳の活動を支えている代表的な栄養分が BDNFとのこと。そういえば動画で見たような気がするんですが落合陽一さんとかも早歩きだった気がします

ダークチョコ

BDNFで調べてみるとmeijiのサイトが出てきて高カカオチョコの摂取もBDNFを増やす事が出来る可能性があるようです。アンチエイジング的にもチョコは効果が高いというのはいくつもの研究で出てるので私も毎日のように摂るようにしてます

ブルーライト


朝起きた時とか日中はブルーライトや日光を浴びるのがよくて少し当たるだけでワーキングメモリの性能が上がったというデータがあるようです。あとはスタンディングデスクを使うとワーキングメモリが向上するようです

昨日書いた記事で立ちながら作業できるようにはしたんですが足が疲れてくるんで少し回復するまでバランスボールに乗りつつやってます。といってもかなり座る時間は短くなっているので継続してみようと思います

瞑想

瞑想をやるのも効果があるとの事。瞑想というとスピリチュアル的なものを想像する人がいるかもしれませんがグーグル、アップル、フェイスブック、ナイキなど大企業が取り入れています。アップルなど職場で勤務時間内に30分の瞑想を推奨してたり海外は考え方がだいぶ進んでいるんですよね

筆記開示

自分が体験したネガティブな経験を、感情や思考を包み隠さず書き記す事が脳にとって良いとの事。数百を超える実証研究データがあるようで不安やうつ病などにも効果が認められているようです。誰にも見られない日記に愚痴を書くといったことでもいいようです

実はこの話も何度も聞いてるのですが実行はしてなかったんですよね。スタンディングデスク同様やってみようと思い立ってグーグルカレンダーのアプリをインストールして数行書いてみましたw

続くかどうかは分かりませんがブログを書いてなかったら試してすらないと思うんでやっててよかったかなと考えてます。筆記開示でワーキングメモリが上がったりメンタルの状態が良くなって緊張感をほぐしてくれたり睡眠の質が上がったりするようです

自分にあっているものを探してやってみるのがよさそうですね。これらがワーキングメモリを鍛えてくれて新しい事にチャレンジする能力身につける能力が上がるというのを知っておくのが大事です

自分のやっている事がどういうものかを知らないと効果が出ないという研究があるので能力が上がるというのを意識しながらやるって事ですね




ちょっとずつ変化させる

リコンソリデーションと言われ、新しいものを学ぶ時の反復練習で同じ事を繰り返すより少し変えたものをやったほうが効果が高いようです。野球だったらバットの重さを変えたり英会話なら同じフレーズの単語を入れ替えてみたりだったりすると身につく速度が格段に上がるようです

差を調べた実験で具体的な数字では2倍の差が出てスピードと正確性が上がったとの事。実験は1回だけやったグループ、2回同じ事をやったグループ、微妙に内容を変えたものを2回やったグループで1回だと75%、2回だと100%、微妙に変えると200%の効果になったという事です

少しだけ内容を変えることによって脳が活性化するらしく、その結果上達スピードが上がるみたいですね。抵抗が出るような変化はダメで変化が大きすぎると脳が諦めてしまうようです

 


コメントでダルシムとザンギエフはダメだけどリュウケンならいいのかなって言ってて、なるほどwと思ってしまいました。直後の再固定化っていう考え方で~のくだりで再固クラッシャーをコメントで速攻いれてくれたら完璧だったんですけどねw

再固定化は脳に保存されてる情報を忘れた頃に思い出したりするのが再固定化で勉強法では何度も出てきてるおなじみのやつです。スキルを身につけるのも記憶に定着させるのも似たような事のようです

 

最初の壁

新しい事を学ぶのに恐怖という感情があります。最初はやる気がなかったのにやってみると意外と楽しかったりするようなものはありますが食べ物でいう所の食わず嫌いってやつです。最初に高い壁があってそれを超えればやれるとの事。最初の壁を乗り越えるにはメンタルを強くする必要があってワーキングメモリを鍛える所に繋がるようです

ワーキングメモリを鍛えると新しい事をやる時の抵抗感や恐怖感が減るという研究データが出ているようです。だらだらしてしまったり、なかなか手をつけれなかったりは先ほどの鍛える方法をやれば解決するようです

一番効果が高いのはDNBのようです。ゲームをするだけで多くの情報を処理できるようになったり、緊張感や不安感なども減ってメンタルが安定するなら楽ですよね。私もかなりあがり症なんですが、そういう人は机が狭く、ちょっとの事で脳がパンクしてしまって手につかなくなるとの事

DNBでワーキングメモリを鍛えておく事で机が広がって対応しやすくなるみたいです。注意力のコントロールが効くようになると目の前の作業もできるようになるし緊張や心配性にも効果があるようです。狭い机で色々やろうとすると、どれも片付かなくて悩みが消えなくなってしまうので鍛えたほうが良さそうです

やらない方がいい事

スキルを覚える時にやりがちな事でしないほうがいいものがあるようです。自分がうまくできてるかどうか考えない方がいいとの事。新しい事を学ぶ時には北斗の拳のサウザーの「引かぬ、媚びぬ、顧みぬ」を覚えておくといいようですw北斗の拳といえばやられ役の断末魔が特徴的であべし、ひでぶなどは有名ですがゴッホ、ゴーギャンといった画家の名前で死んでたのは今日はじめて知りましたw


ストアックアウトという1~9のパネルを野球のボールを投げて抜いたりサッカーボールを使って蹴って全部抜けたら100万円みたいな番組が昔ありましたが

実験ではボールを投げてもらい、1つのグループでは1回目の自分のやったところを思い出してもらって良かった所や悪かった所を振り返ってもらいました。2つ目のグループは何も考えずに次を行ってもらいました

自分について振り返ったグループは2回目の結果が大幅に落ちてしまったとの事。自分について考えるとセルフスキーマが活性化してしまうようです。セルフスキーマは簡単にいうと自分に関する知識の集まりです。活性化するとどうなるかというと自分の体のスムーズな動きとかを脳がブロックしてしまうとかが起きるらしいです

無意識にやっていて上手くいってた所に「その手を上に上げた時に少し返すような動きがいいんですか」みたいに聞くと変な所で意識するようになってスコアが崩れるようです。自分の成功体験やその時感じた感情なども考えると脳が動きをブロックするようになってしまい成績が悪くなるようです

やるべき事を決めたら意識せずひたすら繰り返すほうがいいみたいですね
以上、新しい事を始めて早く結果を出す方法でした

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